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弁護士コラム

顧問弁護士にかかる費用相場は?”適正”を見分ける5つの基準

2025年04月27日 2025年04月27日

「弁護士費用がどれくらいかかるのかわからない」と気になりお調べではないでしょうか。

企業にとって、顧客の信頼を失い、売上減少や資金調達の困難化など、深刻な影響を及ぼす法的なトラブルは大きな脅威です。

そのため、リーガルリスクを適切に管理し、費用対効果の高い弁護士対応を行うことが重要です。しかし、弁護士費用の相場はなかなか掴みづらく、適正な費用を見極めるのは難しいのが実情でもあります。

そこで、この記事では、顧問弁護士にかかる費用の相場と、適正さを見わける5つの基準を解説します。顧問弁護士を検討した際には、ぜひ参考にしてください。

顧問弁護士の費用とは

顧問弁護士の費用とは

顧問弁護士の費用とは、企業が弁護士と顧問契約を結び、法的なサポートを受ける対価として支払う顧問料のことです。多くは固定費用となっており、顧問契約に含まれない内容については別途で弁護士費用が発生することが多いです。

近年、SNSの発達や企業を取り巻く法的リスクが増大しており、トラブルに巻き込まれることで顧客や投資家からの信頼を失い、売上減少や資金調達の困難につながる恐れがあります。そのため、多くの企業が顧問弁護士を雇い、リーガルリスクの管理に努めているのが現状です。

また、契約の締結前に弁護士のリーガルチェックを受けて想定される紛争を予防したり、有利な条項を加えるなどの場面でも顧問弁護士との連携は企業にとって重要な投資です。リーガルリスクに備え、安心して事業を展開していくために、自社に合った顧問弁護士を選ぶことが肝要です。

予防法務とは

予防法務とは、企業活動において法的リスクを事前に検知し、問題が発生する前に対策を講じることで、トラブルや損失を未然に防ぐための取り組みのことを指します。具体的には、以下のような取り組みが含まれます。

  • 企業活動全般における法令遵守状況の確認
  • 契約書のレビューと適切な契約条件の設定
  • 企業運営上の規程やマニュアルの見直し
  • 役職員への法務研修の実施
  • 新規事業の法的リスク分析
  • 製品の表示や広告における法令チェック
  • 個人情報保護やコンプライアンス体制の構築
  • 就業規則や雇用契約書改訂など労務管理体制の構築変更

予防法務を徹底することで、企業は法的リスクを最小限に抑えつつ、積極的に事業を展開することができます。事後対応よりもコストが抑えられ、企業の信頼性や評判の維持にもつながるでしょう。

顧問弁護士の費用相場は3〜10万円

顧問弁護士の費用相場は3〜10万円

顧問弁護士の費用相場は、おおよそ3〜10万円を想定しましょう。わかりやすく企業規模に分けた場合、以下の価格帯が1つの判断基準となります。

企業規模 顧問弁護士費用の相場
個人事業主や小規模企業 約3~5万円
中小企業 約3〜10万円
大企業 10万円以上

ただし、これはあくまでも相場であり、実際の報酬額は顧問業務に含まれる内容や弁護士の経験・専門分野、当該企業の規模などによって異なります。また、それぞれの費用については、次の項目で詳述します。

では、なぜこのような差が生じるのでしょうか。その答えは、企業規模が大きくなるほど、法的リスクが高まり、より専門的かつ高度な法律サービスが必要とされるからです。

大企業では、複雑な契約交渉や訴訟対応など、高度な法律知識と経験が求められます。そのため、弁護士の報酬額も高くなる傾向にあるのです。

このように、顧問弁護士を依頼するには一定の費用がかかります。しかし、それは企業の存続と発展に必要な投資と考えるべきでしょう。

参考:中小企業のための弁護士報酬額の目安|日本弁護士連合会

【ケース別】顧問弁護士にかかる費用の相場目安

合会

【ケース別】顧問弁護士にかかる費用の相場目安

ここでは、以下のケース別に分けて、顧問弁護士の費用相場の目安を解説します。

ケース 費用相場
個人・小規模 3~5万円
中小企業 3〜10万円前後
大企業 10万円以上

個人・小規模:3~5万円

個人や小規模事業者の場合、顧問弁護士の費用は月額3〜5万円程度が相場です。個人や小規模事業者の法的ニーズが比較的シンプルであり、大きな案件や複雑な問題に対応する必要性が低いためです。

また、個人や小規模事業者の予算的な制約も考慮されています。ただし、案件の内容や頻度によっては、この価格帯を超える場合もあります。

関連記事:個人向け顧問弁護士の月額はいくら?費用が変動する理由やメリットを解説

中小企業:3〜10万円前後

中小企業の場合、顧問弁護士の費用は月額3〜10万円前後が一般的です。中小企業は、個人や小規模事業者に比べて法的ニーズが多岐にわたり、契約書の作成や審査、労務管理、債権回収など、より専門的な対応が求められるためです。

加えて、事業規模が大きくなるほど、法的リスクも高まるため、予防法務の重要性も増します。その結果、依頼範囲も広くなることから、費用も総じて高くなる傾向にあります。

大企業:10万円以上

大企業になると、顧問弁護士の費用は月額10万円以上となるケースが多くなります。いずれにおいても、事業リスクに見合った適切な法的サポートを受けることが、大企業の競争力を維持する上で不可欠だからです。

大企業は、事業規模が大きく、国内外の取引先も多岐にわたるため、法的ニーズが非常に複雑かつ専門的になります。M&Aや国際取引、知的財産権の管理など、高度な法的知識と経験を求める案件が多くなるため、弁護士の専門性や実績に応じて報酬額も高くなるのです。

顧問弁護士と単発依頼の費用はどっちが経済的?

顧問弁護士と単発依頼の費用はどっちが経済的?

通常、単発の法律相談で十分な場合もありますが、以下の場合には顧問弁護士を依頼するほうが経済的です。

  • 中長期的に同じ事案が発生する可能性がある
  • 継続的に相談が必要
  • 迅速な対応を要する債権回収などが一定の頻度で発生する可能性が高い
  • 契約書チェックの機会が多い

単発の法律相談と比べると月額の費用は高く感じるかもしれません。しかし、顧問契約の場合は一定の相談料が毎月発生する代わりに、日常的に発生する法的な問題について、都度弁護士に迅速に相談できるメリットがあります。

本当に単発の案件のみで法的リスクが解消できるのであれば、顧問契約を結ぶ必要はないでしょう。あくまでも、案件の性質や頻度、リスクの大きさを踏まえて、費用対効果を検討する必要があります。

いずれにせよ、法的トラブルが発生してから弁護士に相談するのでは手遅れになる可能性があります。例えば、債権回収業務では、取引先と連絡が取れなくなったり、他社が先に回収してしまうかもしれません。

リーガルリスクに備え、平時から弁護士と連携し、適切な費用をかけて予防法務に取り組むこと。いざ有事の場合には、直ちに弁護士にアクセスできること。これが、企業の信頼を守り、持続的な成長につながるものです。

顧問契約でどこまで対応できるのか

顧問契約でどこまで対応できるのか

顧問弁護士は、企業の法的リスクを管理し、トラブルを未然に防ぐ重要な役割を担っていることはすでにお伝えしたとおりです。

しかし、実際に個別の業務を依頼する場合、多くの場合で、顧問契約とは別に追加の費用が発生します。裁判を依頼する際の費用は、主に着手金、報酬額金、実費の3つに分けられます。

項目 説明 例
着手金 弁護士が事件を受任した時点で発生する費用 訴訟価格に応じて数十万円から数百万円
報酬額金 事件の結果に応じて支払う成功報酬額 回収金額の10〜20%程度
実費 弁護士が事件処理のために支出した費用 交通費、郵送料、コピー代など

この費用は、事件の複雑さや難易度によって大きく異なります。例えば、単純な債権回収であれば比較的低額で済みますが、知的財産権侵害や企業間の契約紛争となると、高額な費用が発生します。

ただし、顧問契約の内容として債権回収の督促を含めた場合には督促は顧問契約の範囲で行ってもらえるなど、顧問契約の内容によってどこまで顧問契約の範囲内で対応できるかは変わってきますので、契約の際にはこの点をよく検討してみてください。

【例】法律事務所Sの顧問弁護士費用

業界内で法的トラブルが増加傾向にある中、自社も同様のリスクに直面する可能性は十分にあります。法的問題によって顧客や投資家からの信頼を失えば、売上減少や資金調達の困難につながりかねません。

そこで、法律事務所Sでは、企業の規模やニーズに合わせた顧問弁護士契約プランをご用意しています。

法律顧問契約プラン スタートアッププラン スタンダードプラン プレミアムプラン
月額(税込) 33,000円~50,000円未満 55,000円~110,000円未満 110,000円以上
法律相談 何回でも可 何回でも可 何回でも可
優先予約・時間外相談 〇 〇 〇
携帯・Mail相談 〇 〇 〇
事件ディスカウント 10% 15% 20%
小規模G企業・従業員の相談 初回無料 初回無料 何回でも無料
内容証明等・簡易調査・交渉 × 〇 〇(一部簡裁訴訟まで行う)

この顧問弁護士の費用では、主に以下へ対応しています。

  1. 契約期間中は何回でも法律相談が可能で、他の依頼者より優先的に予約ができる
  2. グループ企業や従業員の法律相談も受け付けており、初回は無料
  3. 事件業務の依頼があった場合、弁護士費用から一部を割引
  4. 簡易書類の作成、内容証明郵便の発送、簡易な調査や交渉なども対応可能なプランあり

顧問弁護士の導入は、法的トラブルを未然に防ぎ、万が一の際にも迅速かつ適切な対応を可能にするものです。企業の信頼と価値を守るために、法律事務所Sがお力添えいたしますので、ぜひお問い合わせください。

顧問弁護士は費用が高い・安いから良いものではない

顧問弁護士は費用が高い・安いから良いものではない

顧問弁護士を選ぶ際、費用の高低だけで判断するのは賢明ではありません。一見安い料金で契約しても、追加料金によって結果的に高くつくケースもあるからです。

顧問弁護士選びで重要なのは、費用対効果です。そのため、単に安いだけでなく、どれだけ自社に貢献してくれるかを見極める必要があります。

このことから、業界の動向に詳しく、自社のビジネスを深く理解してくれる弁護士であれば、多少費用が高くても依頼する価値はあるでしょう。

リーガルリスクの管理は、企業経営における重要な課題です。顧客や投資家からの信頼を失えば、売上減少や資金調達の困難につながりかねません。

優秀な顧問弁護士を確保し、しっかりとしたリスクマネジメント体制を築くことが肝要です。費用のみにとらわれず、長期的な視点で最適な選択をしましょう。

費用を払っても顧問弁護士に依頼する4つのメリット

費用を払っても顧問弁護士に依頼する4つのメリット

費用を払っても顧問弁護士に依頼するのには、以下の4つのメリットがあります。

  1. 優先的な対応を受けられる
  2. 法務部門の設立より安くなる
  3. コンプライアンスに関して相談できる
  4. 法改正の情報にすぐ対応できる

優先的な対応を受けられる

顧問弁護士と契約を結ぶことで、以下のような法的ニーズに優先的に対応してもらえます。

  • 円満退職の促進
  • 売掛金の回収
  • 不利な契約の防止
  • 新規事業の法的側面の相談

法的な紛争では、多くの場合で、初期の段階の初動の動き方が大きくものをいう場合があります。例えば取引先による代金の未払の紛争では、初動段階でいかに相手方から情報を取得するかで実際に未納金を回収できるかどうかが大きく影響を受けます。

一から弁護士を探して予約を取って相談して…と時間を費やしている間に、未納先に逃げられてしまう可能性もあります。このメリットは、非常に大きいものです。

法務部門の設立より安くなる

中小企業にとって、自社の法務部門を設立するのはハードルが高いものです。法務専門スタッフの採用には、そもそも人材を探すのも一苦労ですし、そのような専門知識のある方の給与額は高くなります。

他方で、顧問弁護士に依頼する場合、以下のコストを大幅に削減できます。

  • 採用
  • 育成
  • 人件費
  • オフィススペースの確保

加えて、顧問弁護士なら紛争となった場合にも一貫した対応が可能です。自社の法務担当者では困難な交渉も、弁護士なら円滑に進められることがあります

コンプライアンスに関して相談できる

企業経営において、コンプライアンスは非常に重要な要素です。社内規定の作成、コンプライアンス関連文書の管理、教育計画の実施など、対応すべき事項は多岐にわたります。

顧問弁護士なら、これら課題にも適切なアドバイスを提供できることがあります。例えば、社内規定の作成では考えられるリスクから適切な文言を提案したり、従業員のコンプライアンス教育では、具体的な事例を交えながらわかりやすく説明するなどです。

専門家の知見を活かすことで、効果的なコンプライアンス体制を構築できるのです。

法改正の情報にすぐ対応できる

労働法、個人情報保護法、民法、商法など、ビジネスに関連する法律は頻繁に改正されます。この法改正に適切に対応することは、企業にとって重要な課題です。

この点、最新の法改正情報をいち早くキャッチし、適切な対応策を提案してくれる弁護士が顧問にいれば安心です。

例えば、労働法の改正では、就業規則の変更が必要になったり、個人情報保護法の改正では、個人情報保護規程の変更が必要となることがあります。法改正への対応が遅れれば、コンプライアンス違反のリスクが高まります。顧問弁護士の存在は、そうしたリスクを未然に防ぐ上で欠かせません。

それでも顧問料がもったいない?

それでも顧問料がもったいない?

企業経営において、法的なトラブルに巻き込まれるリスクは常につきまといます。業界内で法的問題が増加傾向にある今、自社も同様の事態に直面する可能性は決して低くありません。

顧問弁護士の活用によって、リーガルリスクを適切に管理し、万が一の際にも迅速に対応できる体制を整えることが大切です。

確かに顧問弁護士を依頼するには一定の費用がかかります。しかし、この費用を抑えるために、本来弁護士に相談すべきことを社内のみで処理し、後になって大きなトラブルに発展するケースは少なくないものです。

顧客からの信頼を失い売上が減少したり、投資家の信頼を失って資金調達が困難になったりと、企業経営に深刻な影響を及ぼしかねません。

適切な相談と依頼でリスクと費用を最小限に

顧問弁護士の費用を抑えるためには、適切なタイミングで相談や依頼を行うことが肝心です。些細な問題でも、放置すれば大きなトラブルに発展しかねません。

また、日ごろから顧問弁護士とコミュニケーションを取り、信頼関係を構築しておくことも大切です。弁護士が企業の状況を把握していれば、的確なアドバイスを得られるだけでなく、費用面でも柔軟な対応を期待できるでしょう。

リーガルリスクと費用、この両者のバランスを取ることが、企業経営には求められます。顧問料積立制の活用や、適切なタイミングでの相談・依頼により、リスクと費用の最小化を図っていきましょう。

顧問弁護士の”適正費用”を見分ける5つの基準

顧問弁護士の"適正費用"を見分ける5つの基準

顧問弁護士の”適正費用”を見わける基準は、以下の5つです。

  1. サービス範囲と柔軟性
  2. 対応領域と実績
  3. 連絡手段・レスポンス
  4. 相談のしやすさ
  5. 同業他社からの紹介

サービス範囲

顧問契約には、書類作成の回数、相談時間、対応業務範囲などの条件が含まれています。

自社のニーズに合ったサービス範囲が提供されているかを確認しましょう。例えば、契約書のレビューが月に数回必要な企業もあれば、年に数回で十分な企業もあります。

また、事業の拡大に伴い、必要なサービス内容が変化することもあるでしょう。そのため、契約内容をよく検討することが大切です。

対応領域と実績

顧問弁護士には、自社のビジネスへの理解が必須です。業界特有の法的リスクや規制に精通している弁護士でなければ、的確なアドバイスは期待できません。

例えば、IT企業であれば、知的財産権や個人情報保護に関する専門性が求められます。また、同業他社での顧問実績がある弁護士であれば、業界の動向や競合他社の動きにも詳しいはずです。

費用だけに限らず、失敗したくない場合は自社の業界や事業に強い弁護士を選びましょう。

連絡手段・レスポンス

緊急の相談にも迅速に対応してくれる体制が整っているかを確認しましょう。電話やメール、チャットなど、自社の連絡スタイルに合った手段で、スムーズにコミュニケーションをとれることが大切です。

相談のしやすさ

コミュニケーションを取ることが前提で、合わない場合は相談しにくくなります。顧問弁護士との相性は、長期的な関係構築において非常に重要な要素です。

初回面談の際に、弁護士の人柄や説明のわかりやすさ、話しやすさなどを確かめましょう。専門用語を多用せず、平易な言葉で端的に説明してくれる弁護士であれば、社内の他部署とのコミュニケーションもスムーズに進むはずです。

同業他社からの紹介

すでに質が担保されているため、同業他社からの紹介は信頼できる情報源です。特に、業界特有の法的リスクへの対応力は、同業他社の評価を聞くのが手軽で便利な方法でしょう。

また、紹介してくれた企業と顧問弁護士との関係性を聞くことで、トラブル対応の実績や、顧問契約を長期的に継続できているかどうかも判断できます。

顧問弁護士の費用に関するFAQ

最後に、顧問弁護士の費用に関する以下の質問にお答えします。

  1. 建設業の顧問弁護士の費用は?
  2. 不動産業の顧問弁護士の費用は?
  3. 医療・社会福祉・学校法人の顧問弁護士の費用は?
  4. 顧問弁護士の顧問料は1年間、一括前払いできる?

建設業の顧問弁護士の費用は?

建設業では、契約書のチェックや取引先の代金不払い、従業員との労使紛争、従業員の交通事故や労災事故などトラブルが多くなっています。

特に代金不払いは迅速な初動が鍵になるため、不払いの際の督促も顧問契約に含まれていると便利ですが、その場合は月額5万円程度は必要なことが多いでしょう。

不動産業の顧問弁護士の費用は?

不動産業では契約書のチェックや従業員との労使紛争、賃貸借契約にまつわる建物明渡のトラブルなどに加え、顧客の法的トラブル(離婚や相続、自己破産など)に関わることがあります。不動産を売却するというのは、このようなトラブルに遭ったために必要になるということがあるからです。

そのため、破産管財人の経験があるなど、これらの事件についての経験が豊富な弁護士に依頼できると安心です。ただ、顧客のトラブル相談も契約内容に含まれる場合、それが顧問料にある程度反映してくることはあります。

医療・社会福祉・学校法人の顧問弁護士の費用は?

医療機関や社会福祉法人、学校法人などの顧問弁護士費用は、一般的に月額3〜10万円程度が相場です。この業界は、中規模から大規模の組織が多いため、顧問料もそれに応じて高くなる傾向があります。

また、医療や福祉、教育分野特有の法的リスクに対応するため、専門性の高い弁護士を求めることも費用が高くなる要因の1つです。ただし、組織の規模や業務内容、依頼する業務の範囲などによって、顧問料は変動するため、個別に法律事務所に相談することをおすすめします。

顧問弁護士の顧問料は1年間、一括前払いできる?

顧問弁護士の顧問料の支払い方法は、法律事務所によって異なります。一般的には、月払いが主流ですが、一括前払いを受け付ける事務所もあります。

一括前払いのメリットは、毎月の支払い手続きが不要になることや、割引を適用できる場合があることです。ただし、一括前払いした後に、顧問契約を解消する場合、残りの期間分の顧問料が返金されないケースもあるため、注意が必要です。

まとめ

費用を抑えつつ、適切にリーガルリスクを管理するには、適切なタイミングで相談や依頼を行うことが重要です。早期の段階で弁護士に相談し、適切な対応を取ることで、リスクと費用の最小化を図ることができます。

法律事務所Sでは、企業の規模やニーズに合わせた顧問弁護士契約プランをご用意しています。いずれのプランでも、法律相談は何回でも可能で、優先予約・時間外相談、携帯・Mail相談にも対応可能です。

企業の信頼と価値を守るためにも、ぜひ自社に最適な顧問弁護士契約プランをご検討ください。

著者

シニアパートナー 弁護士 藤田 寛之

法律が関わる問題は、個人では解決が難しいケースが多く、特に企業の法務問題では、対応が遅れると深刻な事態を引き起こす可能性があります。問題解決への第一歩として、まずは信頼できる弁護士を見つけることが重要です。まずは、お気軽にご相談下さい。あなたの問題解決は、その一歩から始まります。

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