顧問契約のメリット

いつも弊所のブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
3月に入り春の訪れを感じられ,気持ちが良いですね。
学校等をご卒業された方,これからご卒業される方,おめでとうございます!
弊所でも,ご家族が学校等を卒業されたスタッフが複数いらっしゃいます。そのような話を聞くたび,何だかとても嬉しい気持ちになります。
まだ進路が決まっていない方も大勢いらっしゃると思いますが,将来,良い結果が出ることを祈っております。
(内輪ネタは相応しくないのは重々承知しておりますがここだけご容赦いただけますでしょうか。
資格試験合格に向けて,今,必死に頑張っている元スタッフのNさん
「あと,もうちょっと頑張って!所員全員心から応援しています!」)

さて,弊所は,従前より中小企業の経営者(屋号で活動されている個人事業主の方も含みます)の方々からの相談業務・顧問業務の取扱いが多いのですが,大変ありがたいことに,最近は特に,弊所のホームページをご覧いただいて最初から法律顧問契約を前提としてご相談いただくことが相当に多くなっております。

そこで,今日は,法律顧問をお任せいただいた企業様を我々が日頃どのようにサポートさせていただいているのか,一例を紹介させていただきたいと思います。

◆弁護士にすぐにご相談
まず,顧問先企業様には,気になることがあれば,すぐに電話一本でご相談をいただいております。
企業を経営して行く上では迅速な判断が必要になる場面が多々あると思いますが,このときに,一からご自身で調べているようではどうしても対応が遅くなってしまいます。法務部や総務部の担当者に調べて貰っても,迷って出口が見えないことも多いと思います。
このような場面で,たとえそれが法的な問題でなくても,とにかく心配なことがあればすぐにお電話をいただいております。
弁護士の仕事をやっていれば,大企業の法務部を相手にすることも多々あります。
この場合に,大企業であれば,法務部限りで対応が完結するかといえば,そうではない場合も多いです。
たとえ多額の人件費を使って法務部を維持していたとしても,結局最後は弁護士に任せないと完結できない場面も多いのです。
そういう場合には,法務部も通り越して,結局弁護士同士で交渉をしているわけです。
そうであれば,最初から電話一本で弁護士に相談できてしてしまえば,余計なコストも,余計な時間も節約することができ,このメリットは非常に大きいのではないかと思っております。
総務担当者や,法務担当者に指示をする前にも,大きな方向性を弁護士に確認してから的確な指示を出すことが出来ます。

◆個別の企業の実情に精通
弁護士が企業の個別事情について,日ごろから熟知していることはとても重要です。
相談をする際にこれをいちいち説明しなくて済めば,余計な時間をロスしませんし,企業が目指すべき方向性を理解したアドバイスを受けられます。
先ほど申し上げましたとおり,顧問先企業様には,電話1本で,法的な問題かどうかで悩む前にとにかくご相談をいただきます。
そのため,法的には問題無いけど,御社としてはこのような対応をされた方が良いのではないでしょうか,といったアドバイスを差し上げる場面も多いです。
このようなアドバイスは,実情を分かっている弁護士にしかできないのです。

◆動ける弁護士
顧問弁護士を必要なときに必要な形で使えなければ意味がありません。
例えば,自社で新規事業を立ち上げるような場合に,当初から法的問題に慎重に配慮しながら進める必要がある案件も多いと思います。
長期間に亘る取引先との会議にも毎回立ち会わせていただいたりしております。

◆従業員の福利厚生にも役立つ
顧問先企業様が従業員の法律相談を希望された場合には,それに対応しています。
従業員に対する福利厚生として役立っているのではいかと考えます。

◆最後に~当事務所の強み~
上記のとおり,顧問は法的な場面に限らず役立つというお話をさせていただきました。
しかし,当然のことながら弁護士が法的問題にきっちりと対応できることが大前提です。
そして,法的問題に適切に対処するには業界特有の法的ルールや慣行を良く理解していることも当然に必要となります。
ところが,これは日ごろから企業に携わっている弁護士でないと,なかなか難しいことだと思います。
書物だけで得られる知識ではなく,事例の蓄積や経験がものを言うからです。
この点,当事務所は,従前より多数の顧問企業様と関わらせていただいております。そのため,事務所全体として業界特有の法的ルールや慣行を共有しやすい強みがあります。
また,複数の弁護士が所属しておりますので,より多くの知識経験が共有できるのです(来月より総勢6名,平成30年度には総勢7名以上となる予定です。)。
このようなことを評価いただき,最近,ますます中小企業の経営者様や個人事業主様からの相談業務・顧問業務が増えているのではないかと思います。
今後もご期待に応えられるように,所員一同頑張って参ります。

思いのほか長文となり大変失礼いたしました。
最後までお読みいただき,ありがとうございます。
引き続き弊所を宜しくお願い申し上げます。

2017-03-10 | 企業経営